エアスラひるみ町一丁目一番地

凡人がまったり送るポケモンライフ記録

【剣盾S11シングル】オーロラ纏って殴り愛②【最終901位レート1847】

おはようございます。らぶらどと申します。シーズン11お疲れさまでした。

今期は潜らないと言ったな。あれは嘘だ。

今期はランクマッチシングルバトルランキングにて最終901位、レート1847の成績を残しました。

なんとか最終3桁に到達したので、使用構築を紹介しようと思います。

 

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【最終結果】

901位 レート1847 / 267戦147勝120敗

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【構築経緯】

前期レート2000を達成した構築の主な勝ち筋である壁貼り+ダイマエース+行動保障又はスワイプ枠の形を維持しつつ、課題であったキュウコン展開阻害ポケモンへの対策を意識してメンバーの選定を進めました。

 

選定は以下の順に進みました。

①壁貼り要員

・迅速に両壁を貼れるアローラキュウコン

ダイマックスエース

・ダイアタックの火力と追加効果で打ち合いに強いポリゴンZ

・型の豊富さと壁との相性の良さが魅力の弱保連撃ウーラオス

③行動保障又はスワイプ枠

・行動保証と対アシレーヌ、ピクシー性能を両立するレアコイル

・安定した先発性能と呪われボディで起点化も狙える襷ゲンガー

・高い先発誘導能力とスワイプも可能なスカーフウオノラゴン

 

以上6体で完成を見ました。

 

 

【個体紹介】

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キュウコン@光の粘土

性格:おくびょう

特性:ゆきふらし

実数値:158(76)-×-118(180)-101-120-177(252)

 

耐久:いじっぱりウーラオスのすいりゅうれんだ+アクアジェット確定耐え

壁下でC特化ギルガルドのラスターカノン確定落ち

素早さ:最速

 

高い素早さから1ターンで両壁を貼れる構築の要。耐久調整の意図は、①ウーラオスの前でポリ乙は積めないのでそいつは落としたい②ギルガルドに壁ターンを稼がせず、積みやすいポリ乙-ギルガルド対面を一刻も早く実現したい、の2点。

今期は壁構築が流行った事もあり、瓦割り等壁貼り対策が仕込まれているPTも多く、苦戦を強いられた。キュウコン自体が多いため、初手キュウコン対策にゲンガーやらハッサムやらスカーフ持ちやらワラワラ出てきたので、活躍には工夫を要した。身代わりを貼られ起点化される事もあった。

単純な壁貼り性能としては正直クレッフィの方が上だったと思っている。

 

それでもキュウコンを外さなかった理由は「ぜったいれいど」。

受けループ相手にはエースになれるし、ラス1に出す展開になっても3割もの勝ち筋を残すことができる。前世代まで皆ボルトロスのでんじはを見て無限の勝ち筋と言っていたな。あれより確率がはるかに高いのだぞ。

壁貼り役の対応範囲が広がる事で自由度の高い選出ができる。結果、狙っていた勝ち筋を押し通す展開が増える。自身も脅威となり得る武器を持っていることが、単なる壁貼り要員との一番の差別化である。

 

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ポリゴンZ@ヨプのみ

性格:ひかえめ

特性:てきおうりょく

実数値:191(244)-×-100(76)-187(116)-101(44)-114(28)

 

調整:凄い人が考えたらしい

 

当構築のエース。耐久寄りでかなり遅い。

火力は言わずもがな、積めばハピナスも突破できる。一度積んだこのポケモンを安定して受けられるポケモンは殆どおらず、ダイマを切って撃ち合うにしろゴーストタイプ等の相性を活かして凌ぐにしろ、相手に大きなリスクと痛手を押し付けることができる。

前期からの変更点は、ソーラービーム→10万ボルト。ドサイドンが出てきにくいPTになったことと、アーマーガアの突破がしんどかったことが主な理由。地味に非ダイマ状態で連打できる技が一つ増え、ダイマターンを温存できた事も大きかった。

 

今期はこのポケモンのSに悩むことが多かった。削られた後、後続のポケモンに狩られることが多く、一時最速ホルード抜きまで振ることも考えた。しかし、壁を貼っても耐久は意外と心許なく、高火力組に押し切られることを恐れて耐久型を使い続けた。この型のおかげで拾った試合と落とした試合は五分だと思う。

耐久と素早さを中途半端に持っている感があり、新環境で使うには要考察。

 

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ウーラオスじゃくてんほけん

性格:いじっぱり

特性:ふかしのこぶし

実数値:175-200(252)-121(4)-×-80-149(252)

 

ここ2シーズンで初手ダイマ要員として急速に名を上げてきた連撃ウーラオスダイマが切れた後も上から高い圧力をかけることができ、その様は初手ダイマ枠の理想と言えよう。

初手ダイマ、壁下殴りいずれの役割でも大きな戦果を上げてくれた。

連撃は受けられるポケモンも多かったため選出機会は限定的だったが、見極めて出せば無双した。得意不得意がハッキリ分かれてる分、扱いやすかった。

 

このポケモンの特徴に型の豊富さがある。選出画面でのメガリザードン性能から持ち物の幅まで実に多様。

ただ、正直読みやすい。選出画面でもある程度の推測はつく。繰り出されれば連撃一撃はハッキリするし、出してくるタイミングで大体型もわかる。メガリザードンのように場に出てからも読み違いからの敗北直結コースを持っている訳ではないので、過信は禁物。

 

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ゲンガー@きあいのタスキ

性格:おくびょう

特性:のろわれボディ

実数値:135-76-80-182(252)-96(4)-178(252)

 

安定のタスキ枠。

相手のキュウコンやスカーフくさいパッチラゴンに対する安定した先発性能。スカーフウオノラゴン警戒のポケモンにささる。ふいうちは先発タスキゲンガー必勝目的。

やはり先発タスキは安定度が段違いであり、特にここ2シーズンのゲンガーは相手に与えるプレッシャーも大きい。このポケモンを入れてから安定度がグッと増した。

 

のろわれボディは相手スカーフポケモンとの相性が良く、対面的な選出をせざるを得ない時でもポリ乙の起点を作ってくれた。

 

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ウオノラゴン@こだわりスカーフ

性格:いじっぱり

特性:がんじょうあご

実数値:165-156(252)-121(4)-×-100-127(252)

 

おなじみ圧力顎ポケモン

アローラキュウコンと相性保完が良く、壁展開を阻止しに来たハッサムやスカーフ火ロトムを受けて返しのエラがみで痛手を負わせる動きが単純に強かった。この動きを狙う場合、無理に先発で出さなくてもいいのもポイントが高い。キュウコンの壁貼り機会を大幅に増やした立役者。

 

得意不得意がハッキリしているが、得意側が圧倒的に多いのがこのポケモンの魅力だと思う。これからもお世話になります。

 

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レアコイル@こだわりメガネ

性格:ひかえめ

特性:がんじょう

実数値:157(252)-×-115-189(252)-90-91(4)

 

(※特別今期で発見があった訳ではないので、以下は前期のコピペです)

亡きジバコイルの進化前。進化前でも火力は十分にあり、ダイマリザードンくらいなら普通に落とす。3世代に渡り最終進化形態としてやってきただけはある。

ジバコイルより明確に優れた点として、S種族値が70と10高い点が挙げられる。今期猛威を振るうポケモンにはS種族値60のものが多く、70族のレアコイルはがんじょうが割れた後も仕事ができる場面が多かった。

もちろんがんじょうの行動保証も強かった。

 

 

【使い方】

・選出パターン

①基本選出

先発キュウコン+ポリ乙+ウオノラゴン又はレアコイル

ハッサム、スカーフらしきヒトムがいる場合

先発キュウコン+ポリ乙又はウーラオス+ウオノラゴン

③その他先発に安定性を持たせたい場合

先発ゲンガー+キュウコン+ポリ乙又はウーラオス

④対面選出

先発ゲンガー+ポリ乙又はウーラオス+レアコイル又はウオノラゴン

⑤初手ダイマ

先発ウーラオス+あと2体

⑥対受けル

キュウコン+刺さるやつ

 

①、②はキュウコンで壁貼ってポリ乙、ウーラオスで戦う。キュウコン退場時に敵がダイマックスしてたら無理に積まないで単純に殴り合う。積めそうなら積んでいく。②でハッサムやスカーフヒトムと対面したらウオノラゴンに引く。

③④⑤⑥は流れで立ち回っていく。

 

・苦手なポケモン

ルガルガン

キュウコンを落としてくる。他の先発ポケモンでも突破される可能性が高く、次鋒キュウコン壁貼りまで阻害されるとほとんど負ける。

ナットレイ

ポリ乙相手にダイマターンを安定して消費させられる数少ないポケモン。ダイアークもあまり入らず、積むリスクが高いと見てダイマ切ったターンに後出しされると泣きたくなる。ジャイロも結構入るので意外と目の前で積みにくい。

ウーラオスもセットで入ってるポケモンに受けられるので安定しない。

■バトンペンドラー+ピクシー

勝ち筋は急所ぐらい。正直無理な構築。ウーラオスも残りのメンツに相手されて無理なことが多い。

ウルガモス

キュウコンを起点にして、ポリ乙にも打ち勝てる。前期と違い無理ではないが、選出は大きく制限される。舞われたら無理なのは一緒。

 

【S11雑感】

レートのデフレが激しいシーズンでしたね。レート2000は狙っていませんでしたが、ここまで苦戦するとは正直思っていませんでした。

今期の苦戦には、壁構築の前期との立ち位置の違いが大きく影響したと考えています。

前期は結局環境の結論が出ず、混沌の中で終盤を迎えたと記憶しています。多様な構築が入り乱れる中、耐久の底上げを図れる壁構築はビートダウンを主体としたPT全般と相性が良く、多くのPTを相手取ることができたと思います。

一方、今期では前期で結果を残した構築の情報が公開され、それを基にしたPTが環境を形作っていったと思います。言ってみればれっきとした環境が存在したわけです。壁構築も有力な構築の一つではありましたが、それは同時に対策が行き届く事と同義です。

 

今シーズン後半になってからまともに潜り始めた自分は、環境を読み切れないまま雪原の配信を迎え、タスクの多さを言い訳にして前期構築のアレンジで済ませて戦いました。

多くのポケモン勢が雪原に沸く中ランクマッチに潜るトレーナーはレベルが高く、中途半端な潜り方をした自分は大いに苦しめられました。

 

苦戦の理由はこのような事情を予想できず、甘い姿勢で潜ったことだと思います。

それでも、最終3桁の枠内に入れた事は以前の自分から考えると成長したと思っています。

来期はしっかり考察を深めて、レート2000目指します。当分の間、来期が最大のインフレシーズンになるでしょう。ここで獲っておきたい。

 

来期に流用の効かないこの構築がどこまで需要があるかは疑問ですが、何かのヒントにはなるかもしれません。皆さんの飛躍の一助になれば幸いです。

 

最後までお読みいただいた方も少しでも見ていただけた方もありがとうございました。

ではまた、スタジアムで会いましょう。