【SV S5シングル】呪術決戦-対面ミミカミ-【最終425位/レート2001】
おはようございます。らぶらどです。
S5お疲れ様でした。
今期はランクマッチシングルバトルランキングにて最終425位の成績を残しました。
今期は全然勝てなくて苦しいシーズンでしたが、最終日に大きく成績を伸ばす事が出来ました。どうしても欲しかった4災環境でのレート2000実績を確保できて本当に嬉しいです。
記録として構築記事を残す事とします。
参考用最終日動画
【S5 最終425位/レート2001】最終日対戦 【ポケモンSV】
https://youtu.be/dlGid2pFSA8
目次
1.【構築経緯】
2.【個体解説】
3.【選出】
4.【苦手なポケモン】
5.【雑感】
※以下常体
1.【構築経緯】
テラスタルによる相手ポケモンの耐性変化まで考慮したあまりにも幅広い考察範囲に対して6体で作る構築と3体の選出で対応する事がついぞ出来なかった。そのため、タイプ相性に左右されず戦えるポケモンを主軸に据えた構築を作成することにした。
真っ先に思いついたのが、定数ダメージで削りを入れられる呪いミミッキュと、能力ランクダウンを押し付けることで物理特殊問わず多くのアタッカーに対応できる甘える痛み分けハバタクカミであり、この2匹を軸とした。
呪いミミッキュを軸とする上で変化技を受け付けないサーフゴーが障害となるため、残りの4匹にはサーフゴーの選出抑制ができ、尚且つ高い対面性能を持つポケモンを採用した。条件になるべく沿うように選定した結果、ノーマルテラスカイリュー@鉢巻、電気テラスパオジアン@襷、草テラスイーユイ@スカーフ、フェアリーテラスディンルー@チョッキが構築入りし、完成を見た。
2.【個体解説】
実数値:131-141-101-×-126-162
調整意図:HB-無振りキョジオーンのしおづけを身代わりが最高乱数以外耐え
S-最速
A-出来るだけ高く
本構築の軸。先発で低速ポケモンと対面するか交代をしてもらえれば相手構築全体を大きく削れる。高速ポケモンと対面しても半分は削れるため、最低限の仕事ができる。汎用性の高いキョジオーン対策として普段から愛用している個体。
あからさまなアンコール持ちの前では痛み分けと身代わりを選択しないようにしていたが、持っているのか持っていないのか紛らわしいポケモン(カイリュー、コノヨザル等)も多かったので時々事故った。
構築単位でサーフゴーの選出を牽制しているため、サーフゴーを見ても出す。実際殆ど選出させなかった。
攻撃技は油断している相手に最後の削りを入れるため採用。じゃれつくの方が対応範囲が広い気はするが、ミミッキュと自己再生を持っていないサーフゴーに抗えるシャドークローを採用した。
◯ハバタクカミ
実数値:131-54-103-178-156-184
S-しざよチャンネル紹介個体+2
C-出来るだけ高く
中盤から終盤にかけて上位で増加した(らしい)甘える痛み分けハバタクカミ。大概のアタッカー気質のポケモンには大体勝てるのが偉かった。強かったが難しい面もあり、テラスタルの切り時と、裏のポケモンと体力を残した状態で対面させる事に最後まで頭を悩ませ続けた。使い慣れていない頃は能力を下げた相手ポケモンが交代した際に痛み分けを撃っていなくて倒される事が多かった。
実数値:191-204-115-×-120-108
調整意図:A-特化
S-準速アラブルタケ抜き
H-余り
説明不要の強さ。
サフゴを呼びかねない駒ではあるが、こいつのいない対面構築をイメージ出来なかったので連れてきた。
ハバカミが多いので出しにくいと思いきや、シャドボ持ちが増えたおかげでハバカミ対面でテラス切ってくれることが増えたので出しやすくなってた。
◯パオジアン
実数値:155-172-101-×-85-205
調整意図:最速AS
サフゴに強そうな顔をしているがサフゴには全然強くない型。サフゴの選出を抑制できるかと言われると意見が分かれそうだが、有効打を持っていそうな時点で抑制寄りだと思っている。
ヘイラッシャがよく出てくるため電気テラス。無いとミラーに勝てないため聖剣、削れたブーエナハバカミにワンチャン生まれるので礫を採用。
技威力が低いせいで火力は微妙に足りないが怯ませて補うヤンキー。拘らずに上から攻撃できるのでよく出した。
◯イーユイ
実数値:141-76-124-164-142-154
調整意図:HB-陽気鉢巻ドラパのドラゴンアロー耐え、A特化ガッサのマッパ耐え、A特化鉢巻カイリューのノーマルテラスしんそく耐え
HD-臆病眼鏡ドラパルトの流星群耐え
S-最速イダイナキバ抜き
C-余り
序盤にTLで見かけた眼鏡イーユイの調整をベースにした。ドラパにはほぼ会わなかったが、(ステロを撒かれていなければ)一発耐える良い耐久をしていた。もうちょっと火力欲しかったかも。
水と地面に抗うため草テラス。
カミで対応するのがしんどいガモスやドクガ入りに出した…が、この子も大してそいつらに強くなかった。
正直諸説枠。6枠目が中々決まらず、サフゴの選出抑制を最優先に考えた結果、最後に入ってきた経緯もあり、上手く活かせなかった。とはいえサフゴはほぼ出て来なかったので仕事はしている。ミミッキュ程度なら攻撃を耐えて倒せるので普通に強いとは思う。
◯ディンルー
実数値:231-178-152-×-124-67
調整意図:しざよチャンネル紹介個体からSを削ってBに回した
でんじはが通らないポケモンが一匹もいないとサフゴが出てきそうだから地面枠として採用。ディンルーはチョッキ型が出回ってからはサフゴの選出抑制役に回ったと思っている。
何でも一発は耐える高い耐久から対面性能は高い。
痛み分けハバカミにHPたくさん回復されるのが嫌でほとんど出せなかった。
3.【選出】
・ミミッキュ+ハバカミ+対面枠
基本選出。先発呪いミミッキュで荒らした後に後続を死に出しする。なるべくハバカミから出したいが、そこは状況と相談して決める。
・対面枠+ハバカミ+対面枠
相手に高速高火力ポケモンが多く、ミミッキュが大して仕事を出来ずに倒されることが確実な場合の選出。先発にはパオジアンを出す事が多かった。
・ミミッキュ+対面枠+対面枠
受けループ等高耐久サイクル構築に対する選出。鉢巻カイリューは大体連れていく。ディンルーはあまり連れて行かない。
4.【苦手なポケモン】
ハバカミで対応できないし(できる気はするけどなんかいつも負ける)、HB厚ければカイリューのしんそくでも足りない。舞われたらどうにもならない。ミミッキュに対して繰り出されて粘ってくれた場合のみ突破可能。
ステロぶっ刺さりだし、欠伸ループの対策何もしてないからキツイ。
・勇気の選出HBサーフゴー
2回ほど出てきた。出されたら困ります。
・チョッキディンルー
固い。強い。最後に出てくるコイツは削りきれない事が多かった。
・チオンジェン
いい感じに削れないのでキツイ。ミミッキュが倒れるまで隠されたらしんどい。
・ハッサム
そこまで苦手じゃないけど、ミミカミ選出しにくいし技の通りがいい。水テラスによく会ったのでカミのテラスで対応する気をなくしてからは重かった。
5.【雑感】
DLC解禁までの間、主要な指標として扱われるであろう4災環境の成績。レート2000を確保できてホッとしています。
テラスタル環境への回答として事前に考えていた定数ダメージ軸の構築がサフゴに阻まれてからこの世代はずっと苦労していましたが、ようやく少し形に出来たことは収穫でした。最終日前日に組んだのでまだまだ粗はあるし、そこまで定数ダメージ主役とも言えない話はあるけど。
テラスタル環境、難しいですね。個人的には従来では覆ることのなかった有利不利の関係がテラスタルを切ることで覆せることが一番難しく感じています。例えば、イルカマンvsキョジオーンは例えダイマックスがあろうともイルカマン有利は揺るぎませんが、キョジオーンが水テラスを切った瞬間にキョジオーン有利に変わってしまいます。このようなケースまで考えると6体で作る構築と3体の選出で多くをケアするのは大変です。タイプ相性に左右されにくい一撃必殺技が流行るのも自然な流れだとは思っています(良いとは言っていない)。
普通の人が命中率30%の一撃技に頼る場面に確実な処理ルートを用意している人の方が強くなっていくのは当たり前なので、まだ一年目であることも考えると思考を止めないようにしたいですね。
そんな事を言いつつ、私は当面ランクマを休止します。30歳となり体力低下も無視できないレベルになってきたため、スポーツジムに通って肉体強化を図るためです(性格上ゲームガチりながらは無理)。先の長い人生を見据えての選択です。人生はポケモンだけが全てではないので。強靭な、とまではいかずとも人並みの強さを持った肉体を手に入れたらランクマにも戻ってきたいと思います。ポケモン自体はやめないので、大会とかは時々出ると思います。今後ともお付き合いいただければ幸いです。
これまで共に頑張ってきた&支援してくれた友人達、そしてここまで読んでくれた方々に感謝を申し上げます。
またどこかのコートで。